セロー250Fi トレック仕様いろいろ

先週日曜に蟻地獄の沢でノーマルセローの「マシンが暴れて何処に行くかわからん。行きたいラインなんか全然狙えない。土のギャップはまだましなんだけどなぁ。」を体験したヒデさん、当初の「ノーマルを経験してからトレック仕様に」の予定通り入庫しました。来週末までに仕上げりゃよかったんですが、私の仕事の段取りの都合で早速着手して完成しました。さぁ、ノーマルとの雲泥の差、月とすっぽんの差の、トレック仕様の乗りやすさに感動してください。そのためにノーマルをしばらく乗ったんですからね。そして、感動のサスペンションを堪能して下さい。
ヒデさん、もうこれで何処でも行けちゃいますね。今度、以前225で歯が立たなかったあのSレー奥のヒルクライムとボブスレー横のヒルクライムの2本立てでトレックに行きましょうね。
同時に入庫していたもう一台と

この2台、ハンドルも同じ、減速比もタイヤも同じ、エンジンも吸排気もノーマルで同じ、サスもほぼ同じで車体姿勢も同じです。店の前で乗り比べてみると、座って乗るとほとんど同じ乗り味ですが、スタンディングで乗ると大きく乗り味が違います。からしんさんのセローの方が軽快です。これは、ステップの違いによるものですね。からしんさんのセローには、私のセローと同じバックステップがついていますのでね。
2台ともノーマルとはまったく比較にならない楽しい性能のセローですが、私のセローはまた一味違います。エンジンのレスポンスが良いのと、アクセルオン・オフでの挙動変化が少ないんですねぇ、私のは。なので、またより軽快です。これは、サイレンサーと、昨日も書いたクランクケース内圧コントロールバルブのおかげでしょう。サイレンサーよりもコントロールバルブの効果が大きいでしょうか。
先の2台を、1速でクラッチを使わずにすごく小さく8の字を書こうとすると、かなり難しいんです。私はすごく小さくターンをするときは自然に半クラッチを使っていますが、あえてクラッチを使わずにやろうとするとギクシャクしてしまうんですねぇ。これは、アクセルオン・オフ時のショックが大きいからです。もともとFiセローはエンジンブレーキが良く効くのと、低速トルクがあってエンブレからの開け始めにショックが大きい傾向があるんですねぇ。
これは、半クラッチを上手に使えない初心者さんにとっては、あまり良くない特長ですね。トレッキングで狭い木の間をターンしながら抜けていく上りなどで、バランスを崩したり上手く曲がれなかったりする原因となります。
内圧コントロールバルブを付けることで、こういった症状がかなり緩和されてすごく乗りやすくなります。初心者さんにこそ、よりお勧めしたい部品ですね。アイドリング時だけでなく走行中の振動もかなり減りますので快適になりますしね。
まぁ、いろんな違いが重なって、私のセロー250は、すごく良い性能になっていると自信持って言えます。他所では手に入れられないタンデム独自のノウハウもいっぱいありますから、セローやトリッカーで楽しみたい方は、ぜひともご相談くださいね。
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