メーカー指定の標準位置じゃダメなこともある



セロー250のハンドル・レバーの取り付け部の写真です。ヤマハから届いた時には、このポンチマークに合わせて組付けられています。なので、お店で新車を買って、納車時にはこの位置で渡されますね、ほとんどの場合はね。普通の新車の納車整備では、こんなところはさわりませんからね。
でも、タンデムで買われたお客様には、この位置でお渡しすることはありません。理由は、この標準位置では乗れたもんじゃないって私が思っているからなんです。ハンドル位置はこれでは手前に倒れ過ぎているし、レバーの位置はこれでは上すぎますね。座った状態でもはっきり言って乗りにくい。ましてやスタンディングなんてしようもんなら、はっきり言って乗れたもんじゃありません。
まぁ、この位置しか知らなくてそれで慣れてしまえばねぇ・・・乗れちゃうんでしょうけど。この変な位置で慣れちゃうのは良いことではないと考えてますから、私はね。
なので、タンデムでは、Spl整備時にちゃんとした位置に合わせ直します。ライダーの体格などで多少の違いがあるかとも思いますが、そのあたりも少し考慮しながら良い位置に合わせています。ずっとオフ車に乗ってきていて「自分の好みの位置」ってのがある方も居らっしゃるんですが、そうでない方のほうが圧倒的に多いと思いますから。シフトペダルやブレーキペダルの位置も、メーカー出荷時のままの位置でお渡しすることはまず無いですねぇ。体格や使い方や履くブーツやシューズでも良い位置ってのは違ってきますけどねぇ。
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